もしあなたが、
「中居正広の事件なんて、芸能界のゴシップでしかないだろ?」
そう考えて、昼休みに週刊誌をめくる感覚で流しているのなら──
この先の文章を読む必要はない。時間のムダだ。
だが、
「あれだけの調査が行われたのに、なぜ真相が明らかにならないのか?」
そう疑問に感じたのなら、あなたの“経営者としての嗅覚”は正しい。
なぜか?──
それは、あの騒動の結末は、いまだに“憶測”と“証言”でしか語られていないからだ。
いや、「“憶測”と“証言”でしか語ることができない」というのが正しい表現である。
フジテレビが出した最終報告?
関係者の話をつなぎ合わせた“推定”にすぎない。
証拠映像はゼロ。録音も存在しない。
つまり──
「何が起きたのか」が、誰にも証明できない状態で終わっているのだ。
なぜそんなことが起きるのか?
答えはシンプルだ。
事件は、「誰も見ていない場所」で起きた。
誰の目にも触れなかった。だから、真相は永遠に闇の中だ。
そしてこれは、芸能界だけの話ではない。
むしろ、あなたの会社でも、すでに“見えない問題”が進行している。
あなたが気づいていないだけ。
あるいは──あなたが「気づこうとしていない」だけかもしれない。
半導体企業に潜む、3つの“内部リスク”
「監視カメラなんて、社員を疑っているみたいで気が進まない」──
もし、あなたがそう考えているのなら、
それは“信頼”ではない。ただの“無防備”だ。
監視カメラは、「社員を縛る道具」ではない。
“何かが起きたとき、事実を記録しておく”ための、最低限の防衛線である。
では、監視カメラがなければ、どんな悲劇が起きるのか?
半導体企業が直面する代表的な“社内リスク”は、次の3つだ。
リスク1──セクハラ
「言った・言ってない」「触った・触ってない」──
証拠がなければ、声の大きい方が勝つ地獄が始まる。
リスク2──パワハラ
上司は「指導だった」と主張し、部下は「人格否定だ」と主張する──
どちらの主張が正しいかは、誰にもわからない。
リスク3──機密情報の漏洩
そのデータを流したのは、朝あなたに「おはようございます」と微笑んだ、
“味方のフリをした人物”かもしれない。
これらすべては、「社内」で起きる。
つまり──
あなたの敵は、社外にはいない。すぐ隣にいる。
そして恐ろしいのは、
そうしたリスクは、誰にも気づかれぬまま、
静かに会社を蝕んでいくということだ。
証拠があれば、会社は壊れない
想像してほしい。
ある日、あなたのもとに、1通の内部通報メールが届く。
そこには、こう書かれている。
「総務部の女性社員が、深夜の残業中に、男性社員から性暴力を受けたと訴えています」
あなたはすぐに、該当の男性社員に事実確認を行う。
返ってきた言葉は、こうだ。
「同意の上でした。むしろ、誘ってきたのは彼女の方です」
──さて、あなたはどちらを信じるのか?
その“判断”ひとつで、会社の空気は壊れる。
もし男性社員を信じれば──
「セクハラを揉み消す企業だ」と、SNSで晒されるかもしれない。
もし女性社員を信じれば──
「冤罪だ」と、社内に不信の火種が広がるかもしれない。
そして社内は、一瞬で“性別対立”という戦場に変わる。
女性は女性を、男性は男性を支持し、
誰も現場を見ていないのに、主観による争いが始まる。
この泥沼を防ぐ方法は、ただ一つ。
それは「映像」という、動かぬ証拠を持つこと。
監視カメラが設置されていれば──
✔︎ 誰が
✔︎ どこで
✔︎ 何をしていたのか
すべてが“可視化”される。
曖昧な証言ではなく、事実に基づいた判断が可能になる。
そしてその事実が、社員一人ひとりの“納得”を生む。
組織の空気を壊さずに守る。それが映像の力なのだ。
『信頼していた社員』が牙をむく前に、対策を打て
「ウチの社員に限って、そんなことをするはずがない」──
その思い込みこそが、会社を崩壊させる最大の元凶である。
現実には、こうした事例が次々に起きている──
・美人局(つつもたせ)のように接触された男性社員が、機密データを外部に漏洩
・上司の怒鳴りがエスカレート。部下が精神疾患を発症、退職
・男性社員が深夜に、女性社員へセクハラLINEを連投
・倉庫から盗まれた備品が、メルカリに出品されていたという実話
──これらすべてが、「内部」による犯行である。
しかも、加害者の多くは“真面目で信頼されていた社員”だった。
つまり、こういうことだ──
「信頼」と「安心」は別物である。
監視カメラの導入は、社員を疑うためではない。
むしろ、真面目に働く社員を守るための“最低限の防衛線”だ。
セブンイレブンが店内に監視カメラを設置した本当の理由を知っているか?
客による、万引き対策ではない。
店員による、レジの売上金の抜き取りを防ぐためである。
つまり──
“信頼していた人間”による裏切りこそ、最も恐ろしい。
だから、もしあなたがこう言うのなら──
「俺は従業員を信じてるから、監視カメラなんて必要ない」
それは、信頼ではない。
ただの無策であり、経営責任の放棄だ。
今すぐ、行動せよ。
「見えない敵」に支配される前に。
あなたの会社の命運は、
“映像”という最後の防衛線にかかっている。