もしあなたが、

「ウチは他社より優れた動画マーケティングをやっている」
「YouTubeを使って技術紹介しているから、最先端企業だ」
「動画会社にカッコイイ動画を納品してもらったから大丈夫」

そう思っているのなら、今すぐその思考を捨てよ。

あなたのその動画──
“ただ流れているだけ”の自己満足コンテンツではないか?

✔︎ 映像は綺麗。だが、自社の技術的な強みが、顧客に一切伝わっていない。
✔︎ 歯の浮くようなキャッチコピーだけが印象に残り、動画の中身は空っぽ。
✔︎ 視聴者の「好感度」は上がっても、「問い合わせ」は1件も増えていない。

たとえば──
ミネベアミツミの「世界をこっそりごっそり変えていく。」
キオクシアの「『記憶』で世界をおもしろくする」
ADEKAの「地味だけど、すごい。」

たしかに耳には残る。だが、その動画を見た顧客が
「ぜひ御社と話がしたい」と連絡してくるだろうか?

断言する。
「カッコイイ」「カワイイ」「オシャレ」「感動」「笑い」──
それだけの動画は、動画からの売上は1円たりとも発生しない。

マーケティング動画の目的は、ただひとつ。
顧客に自社技術力を理解させ、信頼を得て、問い合わせに直結させること。

ちなみに──
かつてある半導体企業が、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を
社員総出で踊った動画をホームページで公開した。

イメージアップにはなったかもしれない。
だが、あれは「文化祭動画」だ。「マーケティング動画」ではない。

文化祭動画から、売上は生まれない。
──それが現実だ。

問い合わせ10倍を生んだのは、たった1本の“正しい動画”だった

「展示会には出て、名刺交換もしている」
「商談時の資料は見栄えを良くしている」
「セールストーク研修もやっている」

──それなのに、受注にはつながらない。

多くの企業が、ここでこう思う。
「大企業と違って、動画がないから売れないのでは?」と。

違う──動画が“ない”からではない。
“正しい動画”が存在していないのだ。


事実、ある製造業企業は、たった1本の動画で、問い合わせ数を10倍にした。
その内容は、金属をカットする技術を紹介しただけのシンプルな動画だった。

動画はこう始まる──
立方体の形をした金属の塊が、高速で正確にカットされ、二つに分かれる。
その後、切断面をぴったりと合わせると──
つなぎ目が完全に消え、グラつきが一切ない。

言葉はいらない。
誰が見ても、「この技術は、ものすごく精密だ」と理解できる。

これこそが、“売れる動画”である。
これは、技術力を視覚で証明し、顧客の信頼を勝ち取るための最強の武器だ。

テキスト1,000字よりも、動画10秒のほうがわかりやすいし、信じられる。
だからこそ、問い合わせが殺到したのだ。

動画制作に必要なのは、スマホと覚悟だけ

動画を作るのに、高価な機材はいらない。
広告代理店に丸投げする必要もない。

プロのアナウンサー?──不要。
有名作曲家のBGM?──無意味。
「地味だけど、すごい。」系のキャッチコピー?──むしろ邪魔だ。

必要なのは──
スマホと、動画編集ができるパソコン。
それだけで十分だ。今すぐ始めよ。

以下に、今すぐ取り組める具体例を挙げる。
迷うな。まずは1本作れ。

ウェーハ用洗浄液を販売している会社なら?

✔︎ 洗浄前と後のウェーハを動画で見せろ
✔︎ 他社製品との違いを映像と数値で示せ
✔︎ 洗浄回数が削減できるなら、それをグラフや実測データで見せろ

バルブや交換サービスを提供している会社なら?

✔︎ 顧客との打ち合わせ風景や交換作業を撮影して公開せよ
✔︎ 作業員の表情・動き・安全管理を信頼の証拠として映せ
✔︎ 製品寿命や保守費用の優位性も、営業社員に語らせろ

搬送装置を製造している会社なら?

✔︎ 工場内で装置が動く様子を、正面・横・真上から撮れ
✔︎ 無人で稼働している映像は、未来の象徴として使える
✔︎ その装置を導入すれば、いくらコスト削減できるかを伝えよ

こうした動画は、
撮らなければ、誰にも伝えられない。
出さなければ、誰にも評価されない。

あなたの会社の技術が、どれだけ優れていようとも──
顧客に見せなければ、それは存在しないのと同じだ。

迷うな。止まるな。
今すぐ動画を撮れ。そして、顧客に叩きつけろ。
製品やサービスは、言葉ではなく“映像”で売れ。

技術を売りたければ、“動画”で語れ

今すぐ、動画を自社マーケティングに組み込め。
動画を“持っている”だけでは、何の意味もない。
使い倒しているかどうか──それが勝敗を決める。

キャッチコピーを紹介するだけの動画では、顧客は動かない。商談にもつながらない。
女性アイドルが登場するだけの動画では、技術の凄さは1ミリも伝わらない。
「笑える」「感動した」──それだけの動画では、契約書にサインをさせられない。

では、何が顧客の心を動かすのか?
それは──「技術の凄みを映像で“証明する”動画」である。

スペックが書かれた資料を見せるだけでは不十分だ。
顧客が“目で見て納得できる”レベルで、技術力を示せ。

製品やサービスの強みを、“理解しやすい形”に変換せよ。
パンフレットでは伝わらない。営業トークでは届かない。
動き・質感・構造のリアル──それらを、映像で伝えよ。

ホームページには、動画を埋め込め。
商談では、動画を見せて納得させろ。
展示会ブースでは、絶えず動画を流し続けろ。

動画は、“24時間働き続ける最強の営業社員”だ。
しかも、給料ゼロ。文句も言わない。
休まず、逃げず、文句も言わず、結果を出す。

あなたの会社が、技術に自信があるのなら、映像で見せよ。
見せなければ──その技術は、存在しないのと同じことだ。