もしあなたが──

「研修を充実させているのに、営業社員の成績が伸びない」
「セールストークを磨かせているのに、売上が変わらない」
「営業人数を増やしているのに、目立った効果が見られない」

──そう感じているのなら、勘違いしているのはあなたのほうだ。

営業社員のせいではない。
技術力のせいでもない。
製品やサービスの問題でもない。

もっと根本的な、“構造的な見落とし”が存在している。
それは──
「資料の文字が小さい」ことだ。

バカバカしいと思うだろうか?
だが、これこそが売上を失う最大のボトルネックである。

特に、意思決定者に年配層が多い半導体業界においては、
これはもはや営業戦略以前の“常識”でなければならない。

なぜなら──
“読まれない資料”は、どれだけ優れた提案であっても
存在しないも同然だからだ。

つまり、顧客に読ませる工夫をしていない時点で──
その提案は、勝負の土俵にすら立っていないのだ。

資料の文字サイズが小さいと、営業は確実に失注する

問題は、文字が小さくて“読みにくい”ことにある。
フォントサイズが小さいと、
どれほど優れた提案であっても相手には届かない。

フォントサイズ1つを間違えただけで──
あなたの資料は「読むに値しない」と判断されてしまうのだ。

販促資料に10.5ptの文字を詰め込んだその瞬間、
あなたの資料は「読まれないゴミ」に転落する。

厳しい言い方だが、これは現実だ。
商談における“瞬間敗北”は、文字サイズから発生している。

営業が話し始めるよりも前に、相手はまず資料を見る。
調達担当者が若ければ、文字サイズが小さくても何とか読んでくれるかもしれない。

──だが、資料を読むのは調達担当者だけではない。
最終的に判断を下すのは、“決裁権者”である。
そして、彼らの多くは「年配者」だ。

これは“老眼だから”という単純な話ではない。
小さな文字を見た瞬間に感じる“読むストレス”こそが、
あなたの会社への信頼を断ち切る「引き金」となる。

もし同じ商談の場に、12pt以上のフォントで整えられた、
読みやすい資料を持った競合が現れたらどうなるか?
その瞬間、あなたの会社は“選ばれない側”に回される。

つまり──
比較されたその場で、勝敗はほぼ決まってしまうのだ。

営業現場では、「読みやすさ=受注率」である。
あなたの資料に11pt以下の文字が並んでいるのなら──
それは「敵にハンデを与えて戦っている」ようなものだ。

今すぐフォントを「12ポイント以上」にせよ

文章作成ソフト、Wordの初期設定は10.5ポイント。
表計算ソフト、Excelの初期設定は11ポイント。

このまま何も考えずに資料を作れば、
あなたは“読まれない資料”を自動生成しているのと同じだ。

つまり、こういうことだ──
WordExcelの初期設定を変えなければ、営業はいつまでも負け続ける。

覚えておけ。
資料づくりにおける“初期設定のまま”は、営業失敗の罠だ。
気づかぬうちに、自分で地雷を踏んでいるようなものである。

これを放置すれば、失注の連鎖は止まらない。
だからこそ──
今すぐ、社内の資料ルールを見直せ。

✔︎ 本文フォントは「12ポイント以上」
✔︎ 見出しは「16~20ポイント以上」
✔︎ 資料作成後は、65歳以上の社員にチェックしてもらう

これは単なる“デザインの話”ではない。
あなたの会社の売上に直結する、
“営業の土台”を再構築する戦略そのものなのだ。

小さな文字で挑むな。勝ちたいなら“読ませる”ことだ

営業とは──
顧客から理解され、信頼され、
決断されるための戦いである。

だが──
肝心の資料を読まれなければ、理解されない。
理解されなければ、信頼されない。
信頼されなければ、決断などされるはずがない。

だからこそ、ハッキリ言う。
まずは、資料の文字を大きくせよ。

Wordのフォントは、10.5ポイントから12ポイントに。
Excelのフォントは、11ポイントから12ポイントに。
社内で即座にルール化せよ。今すぐだ。

営業のスタートラインとは、
「読みやすい資料で顧客の信頼を勝ち取ること」である。
そのスタートラインにすら立てていない営業が──商談で結果を出せるはずがない。

最後に、あなたに問う。
いま、あなたの会社の営業資料はどうだ? 
文字サイズはまだ10.5ptのままではないか?

調達担当者は読めても、その上司や経営陣には“見えている”のか?
“資料の文字が読めること”が自社営業戦略に組み込まれているか?

ひとつでも「NO」があるなら──
それこそが、あなたが負け続ける理由だ。

今すぐ“フォント設定”と資料ルールを改めよ。
全営業社員に周知し、すべての資料を再設計せよ。

それこそが──
競合がひしめく半導体市場で、御社が勝ち残る
唯一の、そして究極のマーケティング戦略である。