もしあなたが──
「最近の若手はすぐ辞める。中途採用者でさえ、3年ともたない」
「面接では優秀に見えたが、いざ採用するとまったく仕事ができなかった」
「説明会にも力を入れ、福利厚生も整えているのに、来るのは質の低い応募者ばかりだ」

──そう感じているのなら、この記事は最高の処方箋になるだろう。

なぜ、優秀な新入社員が来ないのか?
なぜ、採用の質が年々落ちているのか?
なぜ、3年以内の離職率が20%を超えているのか?

その答えは──多くの経営者が見落としている、意外なところにある。

まず、結論から言おう。
すべての求職者に“受験料”を払わせろ。

「面接は、企業が人材を選ぶ場だ」──あなたはそう思っているかもしれない。
だが、現実はその逆である。

今や、求職者が企業を値踏みしている時代だ。
説明会は動画視聴。エントリーはLINEで完結。面接はオンライン予約。
交通費は全額支給。そして内定者には──フォロー研修までつけている。

──おかしくないだろうか?
まるで、“選ぶのは俺たち求職者の方だ”と言わんばかりの逆転現象が、
日本中で当たり前のように起きている。

だったら──立場を取り戻せ。
面接を、「無料のサービス」から「有料の覚悟試験」へと変えるのだ。

「弊社の面接を受けるには、3000円の受験料をお支払いいただきます」──
この一文を提示するだけで、“なんとなく受けてみた”という軽い層は、跡形もなく消える。
最後に残るのは──「この会社に本気で入りたい」と心から望む人間だけだ。

「無料の面接」が呼び込む、“覚悟なき人材”

なぜ「無料の面接」が、人材の質を下げるのか?

答えは単純だ。
コストも労力も払わず面接にたどり着いた求職者に、覚悟など生まれるはずがない。
覚悟なき人間に、責任も真剣さも宿るはずがない。

面接を“無料のお試し体験”と勘違いしている求職者は──

・企業研究ゼロで、とりあえずエントリーする
・志望動機すら考えず、気軽な雑談気分で面接に臨む
・自分の価値を語る努力すらせず、当たり障りのない受け答えを繰り返す

そんな、何ひとつ準備も投資もしていない人間が──
入社後に会社の中核となり、現場を引っ張っていくような存在になるだろうか?

──断じて、ありえない。

入社してもすぐ辞める。
「思ったより地味でした」「なんか違いました」──そう言って、去っていくのがオチだ。

なぜ、このようなことが起きるのか?
その最大の原因は、「応募のハードルが低すぎる」ことにある。

誰でも受けられる“フリーパスの面接”が、
真剣味のない応募者を大量に呼び寄せているのだ。

そして問題は──
その“悪しき構造”を許しているのが、他ならぬあなた自身だということだ。

3000円を払わせろ──それが“選別フィルター”になる

「応募者の質を高めたい」──そう本気で願うなら、やるべきことはひとつ。
覚悟のない人間が最初から門前払いされるような“応募の関門”を設けることだ。

たとえばその一歩として、
「面接を無料で受けられるのが当たり前」という常識を打ち破るべきだ。

求職者に“受験料として3000円を払わせる制度”を導入すれば──
間違いなく、応募数は減る。

だが、それでいい。
いや、むしろ減らすべきなのだ。

なぜなら、あなたの会社のリソースは限られている。
人事部も、面接官も、時間も、コストも──すべて有限だ。

「どうせ来ない人間」
「どうせ辞める人間」
「そもそも、能力に難がある人間」
──そんな連中に時間を割くほど、バカげたことはない。

もはや「たくさん集めて、そこから選ぶ」時代は終わった。
今こそ、“覚悟ある人材だけが挑戦できる面接制度”にシフトすべきだ。

その選別装置こそが、「3000円」である。
これは単なる受験料ではない。
儀式であり、求職者の覚悟を試す“踏み絵”なのだ。

他社が導入していないこの“入社儀式”に直面したとき、
求職者の心には、緊張と決意が同時に生まれる。

「この会社は他と違う。金を払った以上は、絶対にモノにしたい」──
そうした意識が、一気に芽生えるのだ。

人は、自分でお金を払った場所にこそ、最も強い責任感と忠誠心を抱く。
これは心理学的にも証明されている、
人間が自然と取る“典型的な行動パターン”でもある。

「金を払わせろ」──それが、会社の“格”と人材の“質”を変える

覚えておけ。
質の低い求職者は、無料の面接に群がる。
そして、企業の“格”は──面接のあり方で決まる。

だからこそ、面接には「本気の証明」となる対価(=3000円)を設けよ。
それだけで、あなたの会社は“求職者から選ばれる立場”から脱し、
人材を主体的に“見極め、選び抜く側”へと立ち位置を変えることができる。

面接とは、単なる“お試し体験”ではない。
それは、求職者にとって「自身の真剣さを問われる関門」であり、
同時に、企業が未来の幹部候補を見極める“真剣勝負の場”なのだ。

最後に、はっきりと言おう。
今すぐ、すべての求職者に「面接料3000円」を課せ。

・社会人として働く覚悟を持たない新卒学生
・「男女平等」を掲げつつも、実際には男性への依存意識から脱却できない女性求職者
・スキル不足を棚に上げ、年齢だけを理由に管理職ポジションを求める50代の中年男性

──こうした人材に、あなたの会社の敷居をまたがせてはならない。

応募する者には本気の覚悟を求め、企業もまた、真剣に人材を見極めて選び抜く──
これが、採用の本来あるべき姿である。

そして、それこそが──
競争の激しい中小半導体市場において、
あなたの会社が勝ち残るための、唯一にして最も確実な採用戦略なのだ。